熊野神社とは?

当館から車で約25分、以前ご紹介した石室神社の境内社です。石室神社のさらに先、石廊崎の突端に佇む小さな小さな神社。こちらの神社も石室神社同様、岩にのめり込むような形で現存しています。私たちが普段目にする神社とはひと味違う出で立ちと、伊豆のダイナミックな海を見渡せるという点から、子供連れのご家族をはじめ多くの観光客が訪れるパワースポットです。「こんな所に神社が!?」「神の領域に踏み入れた感がすごい」との口コミが後を絶たない熊野神社。石室神社とともに、一度は訪れていただきたい伊豆の観光スポットです。

魅力その
熊野神社の伝説

熊野神社には、縁結びの神様「須佐之男命(スサノオノミコト)」が祀られており、ロマンチックな伝説が語り継がれています。その伝説というのがこちら。「その昔、石廊崎近くの長津呂の郷に「お静」という名主の娘が住んでいました。「お静」は「幸吉」という漁師と恋に落ちますが、身分の違いから二人は仲を引き裂かれてしまいます。「幸吉」は罰として、石廊崎突端から約9km離れた神子元島に流されてしまいました。しかしお互いを忘れることができない二人は、毎晩互いに火を焚き、愛を確かめ合っていました。ところがある晩、神子元島の火が見えないことを心配した「お静」は、たまらず小船を出し島へと向かいます。しかし海からの大風で波は高く船は進まず、神に祈りながら一心不乱に帆をすすめた「お静」は命からがら神子元島に漂着します。強く結ばれた二人は、やがて親たちの心も溶かし、末永く二人は末永く幸せに暮らしました(※諸説あります)」その後、実際「お静」が火を焚いたところに熊野権現の祠が祀られました。熊野神社が石廊崎の突端にあるのは、こんな理由があったのですね。

魅力その
石廊崎灯台・石室神社とセットがおすすめ

熊野神社だけでも行く価値満載のスポットですが、せっかく石廊崎に訪れたなら「石廊崎灯台」と「石室神社」もセットで巡ることをおすすめします。「石廊崎灯台」は日本の灯台50選に選ばれた由緒正しき灯台。灯台にしては高さは低めで、丸めのフォルムはお子様に「可愛い!」と人気です。石廊崎灯台を抜けた後、海に向かって歩くような形で進んでいくと、階段を降りた先に見えるのが「石室神社」。伊豆の七不思議のひとつでもある帆柱は必見です。御朱印もいただけるので、御朱印帳をお持ちの方はお忘れなく。そしてその先にあるのが「熊野神社」。3か所全てを見終わったあとは、大自然と神様からのパワーチャージも済み、晴れ晴れとした気持ちになっているはず。

熊野神社が子供連れのおでかけにおすすめな理由

冒険心とロマンをくすぐる石室神社の伝説と、恋する乙女にはたまらない伝説を残す熊野神社。男の子と女の子、どちらでも楽しめる伝説が揃った石廊崎は、子供連れのご家族みんなが楽しめるスポットです。 天気のいい日は、実際に神子元島を望むこともできます。伊豆の絶景とダイナミックな大海原、そして今も語り継がれる伝説は、子供たちの記憶に鮮明に刻まれることでしょう。

熊野神社への
アクセス

熊野神社の
基本情報

住所〒415-0156 静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎
電話0558-62-0141
ホームページ https://www.minami-izu.jp/?p=we-page-entry&spot=8214&cat=18735&pageno=3&type=list(南伊豆町観光協会)

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。
必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。

こちらのスポットも
子ども連れにおすすめ